セキュリティを学ぶ — はじめに
AIが作るフィッシングメールと偽広告の見分け方 — 「変な日本語」という目印は消えました
この記事のポイント
- AIで作られたフィッシングメールは、日本語が自然です。「文章がおかしいから偽物」という見分け方は、もう使えません
- 代わりに見るのは文章ではなく「行き先」です。リンクは押さず、公式アプリや公式サイトを自分で開いて確認するのが基本です
- 有名人や政府要人の顔・声を使った投資広告、「政府公認」「必ず儲かる」は詐欺の型です。警察庁も注意を呼びかけています
- 社長や上司の名前で、SNSのグループへ誘い送金させる「ニセ社長詐欺」も発生しています。送金はメールやメッセージだけで決めないでください
以前のフィッシングメールは、日本語の不自然さで見分けられることがありました。AIが文章を作る今、その目印は消えつつあります。では何を見ればいいのか。このガイドでは、文章ではなく「行動」を基準にする見分け方を説明します。
消えた目印:自然な日本語の偽メール
生成AIは、敬語も含めて自然な日本語の文章を作れます。差出人の名前や、会社のロゴが本物らしくても、それだけでは判断できません。文面の上手さではなく、次の基準で確認します。
文章ではなく「行き先」を見る
- メールやSMSのリンクは押さない。銀行・宅配・通販の連絡は、公式アプリか、ブックマークした公式サイトを自分で開いて確認する
- 送金を求めるページで、振込先が個人名義の口座になっていないか確認する
- 差出人のアドレス(表示名ではなく実際のアドレス)が公式ドメインと一致するか見る
偽広告の型:有名人の顔と「政府公認」
警察庁は、政府要人の映像や音声を悪用した詐欺広告について注意を呼びかけています。「政府公認の投資」「政府が保証」「有名人が推薦」といった組み合わせは、詐欺の型です。投資の広告を見たら、まず金融庁に登録のある事業者かどうかを確認し、消費者ホットライン(188)や警察相談専用電話(#9110)に相談できます。本物の投資に「今すぐ」「限定」といった急かし方はつきものではありません。
ニセ社長詐欺:名前は本物でも、指示は偽物
警察庁は、実在する社長名や会社名を使い、SNSのグループへ誘導して送金させる手口についても注意喚起しています。対策はシンプルです。
- 送金や契約の指示は、メールやメッセージだけで完結させない
- 不審な指示は、社内で別の人にも共有する
- 送金の手順と承認者を、普段から決めておく
まとめ:今日のチェックリスト
- 連絡はリンクからではなく、公式アプリ・公式サイトを自分で開いて確認する
- 「政府公認」「必ず儲かる」の投資広告は詐欺の型として扱う
- 送金指示はメッセージだけで実行しない手順にした
- 迷ったら188(消費者ホットライン)と#9110(警察相談)を連絡先に登録した
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Q1. AI時代のフィッシング見分け方として、正しいのはどれですか
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文章も見た目もAIで本物らしく作れます。行き先を自分で選ぶことが基準です。
Q2. 「政府公認の投資プロジェクト。有名人が推薦」という広告への正しい対応は
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警察庁は、政府要人の映像・音声を悪用した詐欺広告に注意を呼びかけています。
Q3. 社長名でSNSグループに招待され、送金を求められたら
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実在の社長名を使う「ニセ社長詐欺」を警察庁が注意喚起しています。送金は手順と承認を経て行います。